6月27日 巡礼3日目 ラバナル・デル・カミノ-アセボ

今日は7時過ぎに出発しました。朝方は少し肌寒いので、長袖を着て出かけ、8時を過ぎ暖かくなったら休憩時に脱いでいました。このスタイルはサンティアゴに着くまで、ずっと続けていました。

今日はレオンの山越えです。岩が多い道を息子と歩いて行きました。最初は人が多いのですが、道が進むにつれ、人と会う事が少なくなりました。足場が悪い上に、勾配がきつかったりして歩くのが疲れましたが、風景は本当に素晴らしかったです。ミシュランのガイドブックではアセボを抜けその先のモリナセカまで行くことになっていましたが、息子が非常に疲れていましたので、予定通りアセボに泊まることにしました。

アセボではボランティアの人が運営している民営?のアルベルゲに泊まりました。アルベルゲの前で、ベンチに座り、開くのを待っていると、隣に赤ちゃんを抱いた女の人が座りました。この村にスーパーマーケットはあるか?と聞いてきたので、スーパーマーケットとは言えないけど、食べ物を売っている小さなお店はありましたよ。と答えました。ところで、その赤ちゃんを連れて巡礼しているのですか?と聞くと、そうだ。との答え。ちょっとビックリしました。赤ちゃんは14ヶ月で、ソフィアと言う名前だそうです。

12時過ぎにアルベルゲが開き、宿帳に名前などを記入し、ベッドを確保しました。
ここのアルベルゲは、靴だけで無く、リュックサックもベッドまで持ち込めませんでした。一カ所に集められた、靴とリュックからは何とも言えない旅の匂いがしました。

シャワーを浴び、洗濯をして物干し場で干してから、食事に出かけました。近くのレストランで食べたのですが、ここで食べた食事はきちんと作ってあって、とても美味しかったです。

食事を終えアルベルゲに戻ると、天気が良かったので洗濯物はだいぶ乾いていました。洗濯物をまとめ、明日の準備のために荷物をまとめていると、私がはいている半ズボンが見つからないのに気づきました。いやぁ、おかしいなぁ?どこに置いたのだろう?と思っていろいろと探してみると、リュックサックなどが置いてある共有スペースのベンチの上に、私の物らしき半ズボンがありました。私の物の様な気がするのですが、特別な半ズボンでは無いので、自分の物という確信が持てませんでした。
どうしたものかなぁ。と思案してた所、朝方、リュックサックの部品が外れてしまったので、それをポケットに入れたことを思い出しました。ポケットを探した所、その部品があったので、自分の物だと確信しました。どうやらシャワーを浴びた後に、荷物を整理したつもりで、忘れてしまったようです。
その後、この様な時のために、帽子とかシャツのタグに名前を書きました。

最初にオスピタレロから説明があったのですが、ここのアルベルゲでは8時半に皆で夕食を取るらしいのです。その後、9時過ぎに皆で夕日を見に行くとも言われました。

オスピタレロの奥さんが台所で料理を作っているので、息子と二人で野菜を切る手伝いをしました。ジャガイモを切って欲しいと、息子は言われたようですが、まな板を使わずに切るのは息子には難しすぎたらしく、ちょっと試しただけで止めてしまいました。野菜を切ったりゴソゴソと手伝っていると、青年がやってきて、パンに塗るバターは無いか?と聞いてきました。「おまえさん、それはちょっと図々しすぎないか?」と思いました。次に、缶詰の食べ物を暖めたいので、電子レンジを貸して欲しい。と言う青年も来ました。「おまえさん、缶詰なら暖めなくても食べられるだろう。と思いました。」色々な人が居ると思いましたね。

夕食は、サラダと野菜が主体のシチューでした。私と息子は充分に外で昼食を取ってきたと言うこともあり、近くに座った青年に半分位食べてもらいました。若い人はよく食べますね。彼はそれで足りずに何回かお代わりをしていました。

食事の後、くじ引きで、食器を洗う係、余興で歌を歌う係、驚いた出来事を語る係などが決められました。私と息子は幸運にも何もすることが無くすみました。

その後、みんなで夕日を見に行きました。山の後ろに消えゆく夕日はとても綺麗でした。

ここの宿泊費は定額では無く、心付けを支払う方式でした。他の方は知りませんが、私は二人分として10ユーロ支払いました。もうちょっと入れても良かったかな...と後から思いました。

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毎日、この様な格好で歩き始めました。長ズボンも持ってきていたのですが、一度も履きませんでした。

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こんな感じで、足場が悪い所もありました。でも、風景は素晴らしかったです。

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Cruz de Ferroと呼ばれる木の棒の上に、十字架が付いているモニュメントです。巡礼者が持ち込んだ石で山になっているらしいです。 私も石を持ってこようと思ったのですが、家の中庭には石が無かったので、結局持ってきませんでした。

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この様な感じの道が、延々と続きます。

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足が痛くて、靴下まで脱いでしまいました。

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アセボの村はこの坂を下った所にあるみたいなのですが、すごい急坂です。

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バルで、遅い昼食を取りました。なかなか美味しかったです。

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アルベルゲの食堂です。

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こんな感じで、夕食をみんなで食べます。

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アルベルゲの入り口近くの荷物置き場です。私はなぜかここのベンチに半ズボンを置き忘れました。

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アルベルゲで食べたシチューです。

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みんなで夕日を見に行きました。

 

6月26日 巡礼2日目 アストルガからラバナル デル カミノ

6時半位、夜明け前の薄暗い時に出発しました。
ガイドブックによると、カミノのコースとしてはアルベルゲから教会の近くを通って街を抜けるそうらしいのです。ただそれだけで、具体的に行くべき方向が全く書いてありません。
アストルガが行程の途中だったのなら、来た方向と反対側に行けばよいのでしょうが、私達にとって、ここアストルガが始点なので、どこに抜けたらよいのか、全く見当が付きませんでした。

「分かれ道には黄色い矢印が在る。」という事は事前の知識として知っていたのですが、初日なのでよく勝手がわからず、不安を抱えながら街中に向かって歩いて行きました。
丁度良い具合に、前の方を東洋人の女の人(多分韓国人)が歩いていたので、彼女に付いて行くことにしました。

しばらくしてちょっと余裕が出たのだと思います。道路に小さな照明が埋め込んであるのに気がつきました。どうやらこの照明を頼りに街を抜けられるようになっているようです。これを知って、だいぶ落ち着いて歩くことが出来るようになりました。
7時過ぎに街を抜け、まずは舗装されている道路の歩道を歩いて行きました。
数分歩くと、道路左側に小さな教会が見えました。Valdeviejasの教会のようです。教会入り口で寝袋にくるまって寝ている人にちょっと衝撃を受けつつ、中に入って見学をしました。教会でスタンプをもらう時は、まず教会に入ってから、スタンプを押してもらうのが、マナーのようです。これが記念すべき第2号(1号はアストルガのアルベルゲで押してもらっている)のスタンプです。

その後、延々とまっすぐな砂利道を歩いたり、ちょっとした林を抜け、Rabanal del Caminoに到着しました。足はそんなに痛くは無かったのですが、ここで人生で初めて肩こりという物を知りました。肩の筋肉が固くなっているのが、はっきりと判りました。多分背負い方が悪かったからだと思います。

Rabanal del Caminoでは村の入り口にある私営のアルベルゲ「La Senda」に泊まりました。息子は、これ以上歩けないと、ぶーぶー言っていましたので公営のアルベルゲを探すのをあきらめたのです。
私営でしたが、代金は一人5ユーロで悪くなかったです。ただ、同室の女性の咳が酷くて心配になりました。翌日聞いてみた所、タバコを吸うからだと言っていました。

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Valdeviejasの教会です。ここで歩き始めて初めてのスタンプを押しました。写真はGoogleMapから拝借しました。
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延々とまっすぐな砂利道が続きます。砂利道ですが、高低差が無いので、歩きやすい道です。
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バルで一休みしました。息子はオレンジジュース。私はビールを飲みました。
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昼食です。プラトス・コンビナードスと呼ばれる、一皿に盛ってあるメニューを頼むことが多かったです。
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アルベルゲの中です。定員は10名ですが、泊まったのは5人だけでした。
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夕食です。ボカディーリョは大きく、息子は食べきれませんでした。

2014年から、レストランでは、再利用出来ない容器に入ったオリーブ油を客には提供しなければいけない。と法律が改正されたのですが、山間部のレストランでは、遵守している所、少なかったですね。

6月25日 巡礼前日 アストルガのアルベルゲ

巡礼の旅のスタートの地であるアストルガまで車で行きました。アルベルゲでクレデンシャルを受け取り、そのまま宿泊し、翌日の朝から歩き始める予定です。
近くに車を停め、歩いてアルベルゲに近づくと、建物の前で、ふらふらしている女性が居ました。誰だろうなぁ?散歩をするにはちょっとへんぴな所だし...と思いながら挨拶をしてアルベルゲに入った所、その人も付いてきます。どうやらその人がここのアルベルゲの管理人、通称オスピタレラと言われる人のようでした。
今日から始めることを彼女に告げ、巡礼手帳を作ってもらいました。手帳は一冊3ユーロ、宿泊費は6ユーロでした。
本来、公共のアルベルゲには巡礼手帳が無いと入れないのですが、彼女に、とても綺麗だから見ていって欲しいと言われ、巡礼を行わない妻も、見学させてもらえました。思ったより綺麗で驚いていました。

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もらったばかりの巡礼手帳を物珍しそうに見ています。 ここのアルボンディガスは肉の使用量がとても少なく、滅茶苦茶粉っぽかったです。
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アルベルゲのテラスです。綺麗で見晴らしが良かったです。 混み合う時期には、ここにもベッドが並ぶようです。
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車で帰る妻と別れた後、司教館を見に行きました。 テラスで早めの夕食を取りました。
後ろに見えるのはここで出会った武田さんです。武田さんとは、行く先々で出会うことが何回かありました。彼は、まるで水戸黄門に出てくる風車の弥七のようです。
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夕食の内容です。1ユーロのハムでも、二人で食べるには、ちょっと多かったです。ヨーグルトは4つパックでしたので、二人で2個ずつ無理して食べました。 初めての大部屋はちょっと臭く、少々辛かったですが、明日に備え早めに寝ました。(なかなか寝付けませんでしたが...)

 

食器

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今日は25キロ歩きました。疲れてました。

今回の巡礼では基本的に公営のアルベルゲに泊まるようにしているのです。

多くのアルベルゲには調理器具や食器が用意されているらしいのですが、場所によっては用意されていない所もあるみたいです。

今日宿泊するPalas de Reiのアルベルゲには食器がありませんでした。

電子レンジを使って調理をするために持ってきていたタッパーウェアを食器代わりに使いました。

息子も喜んでいましたので良しとします。

当てにならない話もある

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途中で出会った人が、「2つ並んでいるアルベルゲの左側が良い。食事も良いし空いてる。」って言うので、そこに泊まる事にしました。鵜呑みにせず、見てから決めれば良かったです。

宿代は他のとこより一人当たり3ユーロも高かったし、ボカディーリョも1ユーロ高い。あっちが3ユーロでこっちが4ユーロ。写真は3ユーロのボカディーリョです。一皿2固まりが一人前です。道わたって食べに行きました。息子、食べ切れなかったので、半分アルミホイルで包んでもらいました。

オジサンが言っていた事で唯一合ってたのが、空いているって言うこと。8人部屋を私達だけで使えてます。これだけは本当に良かったです。