6月30日 巡礼6日目 ビリャフランカ・デル・ビエルソ-ルイテラン (20Km)

今日はいつもより早く、6時10分頃に歩き始めました。
日の出前のスタートですので、初めてヘッドライトを装着しての出発です。
私がペツルのティカ、息子がティキナです。価格もそんなに高くなく、明るくて、私達の巡礼には丁度良い装備のように思いました。
アルベルゲからは、しばらく国道沿いの整備された道路を進みます。
平行して高速道路が走っていることもあり、巡礼路を兼ねている一般道は交通量が少なく、コンクリートブロックで仕切られた十分な幅のある歩道があるので、とても歩きやすかったです。
途中ベガ・デ・バルカルセで一休みしました。ミシュランのガイドブックではここで宿泊することになっていましたが、12時前で元気でしたので、もう少し歩くことにしました。
しばらくすると、ルイテランの村に着きました。ベガ・デ・バルカルセから2キロの距離ですので、本当にすぐ着きました。この村を出ると、次は4.5キロ先のラ・ファバの村までアルベルゲはありません。ガイドブックによると、結構な坂を登らなければならないようなので、結局、ルイテランの村に泊まることにしました。
ルイテランの村は小さく、バルが2つあるだけで、食事が出来るようなレストランはありませんでした。アルベルゲでは食事の用意もしてくれるので、宿泊者はそこを利用するようようです。
シャワー浴びて洗濯をした後、何もすることが無かったので、近くのバルでゆっくりとビールを飲みました。オフシーズンなのでしょうか。長いこと居たつもりなのですが、私達の後には、巡礼者が一人、ジュースを飲みに来ただけでした。

夕食は一人7ユーロ。7時半スタートです。前菜として、カボチャのスープとサラダ、メインがカルボナーラ・スパゲティでした。デザートと飲み物も付きます。きちんと作ってあってとても美味しかったです。

ちょっと気になったのですが、私の斜め前に座ったイギリス人の女性は、飲み物(ワイン)を、全く自分で注ごうとせず、「ちょっとワイン注いでくれない?」って言った感じで、私に注がせるのです。彼女は私には注ぎません。息子の前に座ったフランス人のおじさんは、人に聞くこと無く、自分の皿にサラダを盛ります。
私の周りのスペイン人は、飲み物を人に注いであげたり、人の皿に、コロッケやサラダを取ってあげたりする人ばかりなので、彼らの行為はちょっと不思議に感じました。
私はお節介すぎるスペイン人が大好きです。

夕食が終わった後、ちょっと散歩に行こうと思い、共有スペースである庭へ行きました。
若者達が、トランプをやっていたので、混ぜて貰いました。プレジデントと言う大富豪に似たゲームです。大富豪とはちょっとルールが違うので、ところどころ教えて貰ったのですが、英語だったので辛かったです。それでも何回か勝つことが出来ました。
で、しばらく息子を待っていたのですが、なかなかやってきません。部屋に戻ったら、寝ていました。疲れていたのだと思います。

多分、9時過ぎだと思います。自転車の巡礼グループが同じ部屋に泊まることになりました。自転車での巡礼者はは徒歩と違い、多くがグループで行動するので、ちょっと話しかけにくかったです。

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眠そうな顔をしていますが仕方がありません。飲んでいるのは、他の巡礼者に頂いた液体ヨーグルトです。

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ヘッドライトを装着して出発します。

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ベガ・デ・バルカルセのバルで一休みしました。

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ほとんどが私達の洗濯物です。

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夕食の様子です。

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スパゲティ。とても美味しかったです。

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疲れたのか、息子は早々に寝ています。

 

6月29日 巡礼5日目 ポンフェラダ-ビリャフランカ・デル・ビエルソ その2

その1はこちら。

ミシュランのガイドブックには、ビリャフランカ・デル・ビエルソにはアルベルゲが3件あると書いてあります。その中の民営の大きな方に行こうと思っていたのですが、余りに暑く、歩くのが嫌になってしまったので、村に着いて一番最初にあった、公営のアルベルゲに宿泊することに決めました。

受付でクレデンシャルカードを渡し、必要事項を記入してベッドを確保するのですが、入館したのが、三時近かったと言うことも有り、多くのベッドがすでに埋まっていました。本当は二段ベッドの上下を確保したかったのですが、上段しか空きがありませんでした。屋根裏部屋に当たる部屋には上下で空きがあるそうなのですが、とても暑いと言うことで、二階の大部屋を勧めてきたと言うことも有り、大部屋のベッド上段を2つ確保しました。

これで大部屋は満室のようです。部屋に入り、リュックサックを置こうと思っても、置く場所がありません。仕方なく、ベランダにリュックサックや靴を置くことにしました。こんなの初めてです。

いつもは、シャワーを浴びた後に洗濯をするのですが、暑くてそんな気にもなれませんでした。

7時過ぎに、繁華街に出ました。
アルベルゲを出て、ほんの数十メートル行った先に、泊まろうと思っていた民営のアルベルゲがありました。失敗したと思いました。非常に失敗したと思いました。

しばらく歩きくと、村の繁華街に着きました。
まずは、ビールを飲みにバルに入りました。エアコンが効いていて、とても心地良かったです。ポンフェラダで無くしたサングラスの代わりを購入するために、息子をバルに残し、ちょっとお店を探しに行きました。サングラスは自転車店のショーウィンドウに数個置いてあったり、中国人経営の百均みたいなお店に幾つかありましたが、メガネ専門店は発見出来ませんでした。
仕方なくバルに戻り、お店の人に聞いてみた所、「村に眼鏡屋は無い。でも目的とするサングラスは薬局に売っているだろう。」と言われました。薬局というのに不信感を持ちながらも、言われたとおり、広場の隅にある薬局へ行きました。
中はちょっと薄暗く、変わった雰囲気でしたが、目的のサングラスが置いてありました。
色々話をした所、高いやつと安いやつ2種類あって、それぞれ茶色と灰色からレンズの色が選べる。で、高いやつには偏光レンズを使っているそうです。
無くしたサングラスは、妻がだいぶ前にユニクロで購入したものですし、安い方のサングラスでも25ユーロもするので、安い方を購入しました。
ついでに、肩こりと、かかとの痛みの緩和のために、何か無いかと聞いた所、これが良く効くと言われ、イブプロフェンが配合されているジェルを勧められました。イブプロフェンを外用で使うと言うことをちょっと疑ってしまいましたが、日本でも、ジクロフェナクを使ったジェルとかあると言うことで、最終的に購入しました。
息子のいるバルに戻り、夕食を食べるために、広場に行きました。
写真入りのメニューがある所のテラスで食事をすることにしました。
息子は、目玉焼きとソーセージ、そしてポテトフライの盛り合わせ。私は一皿目にビエルソ風のハム、(Lacón cocido del Bierzo)、二皿目には、ボティーリョ(Botillo del Bierzo)を選びました。
ワインはグラスワインでは無く、ボトルで一本頼みました。
生まれて初めてボティーリョと言う物を食べましたが、とても美味しかったです。
近くのテーブルには、巡礼中、何度か一緒になった、フランス人の夫婦が食事をとっていましたので、ワインを少し、お裾分けしました。

食事を終え、ほろ酔い気分で、残りのワインを抱えながら、アルベルゲへ戻りました。
食堂で夕食を取っている人がいましたので、その人に残りのワインはあげました。

大部屋は暑くて暑くてたまりませんでした。じっとしているだけで首筋が汗で湿ってきます。丁度ベッドの頭側の壁に小さい窓があるので、そこを開けて換気をしようとしたのですが、開けるためのつまみが引きちぎられていて、開けることが出来ませんでした。息子の所を見たところ、そちらの方はつまみがあって、開くようです。で開けてみたのですが、窓枠がベッドのフレームと干渉して、ほんの少ししか開きません。酷い話です。

暑くてたまらず、トイレへ行き歯を磨いたり、顔を洗っていると屋根裏部屋に部屋を割り振られた高校生のグループの一人が居たので、暑くないか聞いた所、やはり滅茶苦茶暑いと言っていました。彼は本当に苦しそうでした。

暑くて苦しいのですが、明日がありますので、寝なければいけません。で、横になると、窓の外から光が入ってきます。外灯の光が丁度入るようです。それも、調子が悪いのか、外灯は時々点いたり消えたりします。つくづく酷い所だと思いました。

そういうことで、ほとんど眠れませんでした。

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左側が息子のメニュー。中央が私の一皿目、Lacónです。 ワインはCastro Ventosa。ラベルは安っぽい感じがしますが、有名醸造家、ラウル・ペレス氏のワイナリーで作られているワインです。

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ボティーリョの外観です。豚の大腸に詰めてあります。

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中身はこんな感じです。骨とか、すじっぽい所の肉など雑多な部分が入っています。

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ワインを注いでいます。

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民営のアルベルゲ。今度はこちらに泊まりたいです。

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私達が宿泊したアルベルゲ。 画像はGoogleMapから拝借しました。

 

6月29日 巡礼5日目 ポンフェラダ-ビリャフランカ・デル・ビエルソ その1

今日は6時半頃から歩き始めました。
市街地を抜け、住宅がぽつぽつと建つ郊外まで来ました。ここは小さな教会が建ち並ぶ区域でもあるらしく、遠回りとなるのですが、巡礼のコースとなっているようです。リスがいるのが見えました。
私の住むバリャドリッド市内の公園にもリスが居るので、そんなに珍しくは無いのですが、英語を話す青年がすごく珍しがり、写真に撮れと勧めてきました。背景を説明するのも面倒だったので、数枚写真に撮りました。

カンポナラヤの村には郵便局があったので、200ユーロほど、お金を下ろしました。
昨日、ポンフェラダの街のキャッシュ・ディスペンサーでお金を下ろそうとしたのですが、銀行が日曜日で無人と言うことで、セキュリティ対策として使用の制限がかけられていたらしく、お金を下ろすことが出来なかったのです。
都市部にあるお店を除くと、カードでの支払いは、まず出来ません。現金が無いとどうしようも無いのですが、これでしばらくお金の心配はしなくて済みそうです。

カスカベロスの村では休憩時に妻にお土産を買いました。息子はペンダント、私はブレスレットを選んで購入しました。巡礼中は身につけていて、サンティアゴに到着したら、迎えに来てくれる妻に渡すつもりです。

カスカベロスの村から本日の目的地であるビリャフランカ・デル・ビエルソまでは、街道沿いの砂利道を延々と、ずっと歩くことになります。丁度、欧州に熱波が到来しているらしく、とても暑く木陰が全く無い道を歩くのは非常に辛かったです。

息子もやはり辛いらしく、どうしても歩く速度が遅くなりがちでした。

結局、ビリャフランカ・デル・ビエルソのアルベルゲに到着したのは2時過ぎでした。暑くて本当に疲れました。

その2に続きます。

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ポンフェラダの街を後にし、ビリャフランカ・デル・ビエルソまで向かいます。道に迷わないように、所々ホタテ貝をモチーフとしたブロックが埋め込まれています。

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リスがいました。

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猫が付いてくるのが、非常に気になるようです。

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猫はさっさと先に行ってしまいました。

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ブドウ畑の中をこんな感じで進みます。

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ペンダントを買いました。

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最終目的のサンティアゴまで、220キロです。まだまだ遠いです。

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最後は、こんな感じの道を延々と歩きました。

 

6月28日 巡礼4日目 アセボ-ポンフェラーダ

宿泊先のアルベルゲでは、朝食も皆で一緒に食べることになっていました。私はコーヒー、息子はココアを飲んで、パンを少しだけ食べて出発しました。きちんと朝食を取ってから出発すると言うのが正統的な歩き方なのでしょうが、普段コーヒーしか飲まない私には、朝食を取ってから出発すると言うスタイルがとれませんでした。息子は普段きちんと朝食を取るので、今考えると、自分の都合で申し訳ないことをさせてしまったと反省しています。(息子に朝食を食べた方が良かったのか?と聞いたら「大丈夫、大丈夫。そしてもう終わったことだから。」と答えられました。)
さて、巡礼ですが、村を出てからはしばらく舗装した道が続きました。途中で私の隣のベッドで寝ていたドイツ人の女の子が真っ赤な顔をして戻ってきました。「どうしたの?」と聞くと、「杖を忘れた。」とのこと。急いで取りに戻っている途中のようです。しばらく行くと、道路の端に、ゴロンと1つリュックサックが置いてあるのが目に留まりました。ドイツ人の女の子の物だと思われます。彼女、焦っていたみたいで、置く場所も気にしないで戻ったようです。まぁ、誰も盗む人はいませんが、人工物である彼女のリュックは一際目立ちました。

途中、集落を抜ける途中、羊の群れに遭遇しました。毛を刈られているのに気づかす、また羊は毛むくじゃらという固定観念があったので、ずっと山羊だと思っていました。友人に写真を見せて、山羊では無くて、羊だと判りました。

多分、牧羊犬だと思うのですが、ずっと二匹、息子の後を付いてきます。それも、しつこくピッタリと寄り添う訳で無く、ある程度の距離を保って付いてくるのです。大きな声で、あっち行け!!と言うと、ちょっと離れるのですが、やっぱり付いてきます。

しばらく行くと、広場に仮設のバルがあったので、休憩を兼ねてスタンプを貰うためにコーラを飲む事にしました。
そこでは、シェパードが放し飼いにされていたので、息子に張り付いていた二頭の犬は、さすがに近づくこと無く、どこかへ行ってしまいました。

休憩が終わり、ちょっと進んだところで、放し飼いのシェパードがワンワン吠えているのが見えました。どうやら、二頭の犬が彼女のテリトリーに入ってきたようなのです。大きなトラブルにはなっていそうでは無いようでしたので、これ幸いとばかり、急いでその場を後にし、二頭の犬と離れることが出来ました。
そうこうしているうちに、モリナセカに到着しました。ミシュランのガイドブックでは、前日、アセボで止まらず、ここモリナセカまで来ることになっています。出発地のアセボから8.5キロの地点ですので、ここではちょっとだけ休憩して、今日の目的地であるポンフェラダまで行くことにします。残り8キロの行程です。

ブドウ畑を抜け、1時過ぎにポンフェラダに到着しました。ここのアルベルゲは、設備が新しく綺麗な上に、ウェルカムドリンクとビスケットも用意してある。台所は大きく食器もある。そしてビールも入っている自動販売機、スニッカーズみたいなチョコバーの自動販売機もあるという、とても素晴らしいところでした。

入館手続きを終えのんびりしていると、武田さんに出会いました。9時(10時だったかな?)に到着したそうです。私達はもちろんですが、巡礼者は朝が早いです。

シャワーを浴びた後、いつものように洗濯をし、その後食事をしに、繁華街まで出かけました。息子が、ピザを食べたいというので、イタリア料理店に入りました。テラス席に座ったところ、いままで付けていたと思われるサングラスが無いことに気づきました。アルベルゲからレストランまでどこにも寄っていないので、無くなる訳は無いと思うのですが、やっぱりありませんでした。どうやらどこかで無くしたようです。意気消沈して、頼もうと思ったワインも頼まず、水を飲み、適当に食事を終えました。非常にショックでしたが、仕方がありません。

レストランで食事をした後、アルベルゲに戻りました。食事を終えたばかりですが、夕食のことも考えなければなりません。日曜日でしたので、一般の小売店は開いていないのですが、ガソリンスタンドに併設されているスーパーマーケットは開いていると言うことなので、そこまで歩いて行くことにしました。昼の四時過ぎ、歩いている時ふくらはぎ部分が非常に熱かったです。(後日見たところ、見事に日焼けをして、バリバリに皮が割れてしまっていました。)

ガソリンスタンドはどこの村でも同じ様に、村に入ってすぐの場所にありましたが、アルベルゲも、村の中心では無く、端っこに位置していましたので、1キロほど歩くだけで、ガソリンスタンドに着くことが出来ました。

巡礼者も客層として考慮してあるのだと思います。欲しかった物を入手することが出来ました。あと、ずっとコーラを1缶1.2ユーロとかの僻地価格で購入していたのです。ここで60センティモとかの、通常価格で購入したのですが、なぜこんなに安いのだろう?と一瞬不思議に思ってしまいました。

ガソリンスタンドで夕食の食材を購入した私達は、8時過ぎに夕食を取りました。
息子は、カップ麺を主体に、出来合いのトルティーヤと食パンです。バゲットタイプのパンは、息子の歯の矯正器具が外れやすいから注意して欲しいと妻に言われたので、なるべく食べさせないようにしました。

武田さんから、レタス半分ドンと頂いたので、細かくちぎって、食堂に置いてあったひまわり油と塩と酢で、サラダにして食べました。

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アセボの村から、しばらくこの様な舗装道路が続きます。

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途中、この様な足場の悪い所も通らなければ、いけませんでした。 まだ、歩き出したばかりなので、足場が悪いのを楽しめる、余裕がある顔をしていますね。

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羊の写真を撮っています。

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犬が付いてきます。

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大きいのですが、おとなしそうな顔をしています。

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途中のバルで飼われていた犬です。

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割と足場が悪いです。

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ご機嫌で歩いています。

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地面に道案内の矢印が書いてありました。

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山ばかりです。

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右側に見えるのが、ポンフェラダの街です。あと何キロあるのでしょう?まだ遠そうです。

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ブドウ畑の中で小休憩しました。

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ここのアルベルゲは珍しく一部屋の定員が4人です。

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夕食のカップ麺を食べています。

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カップ麺の他はこんな感じの物を夕食としました。